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全身麻酔について
FURUMIDOU
さて皆さん、全身麻酔は恐ろしいものだと思っていませんか?
医療には100パーセントという事はないので、あらゆる行為に危険はあります。でもその程度や比率が判らないから、ますます不安になるのでしょうか。でも全身麻酔に関しては、その危険度の比率が公になっていますので、ここでお見せすることができます。
日本麻酔学会では1994年から、全国の麻酔指導医のいる約700の病院に、アンケートを送って情報を集めています。このアンケートは、返信に対して、どこから送られてきたか判らないように工夫されています。
というのは、内容がいろいろなところへ漏れるのを防ぐためと、差出人が判ると回答をためらう人が出てきて、正確な統計が作成できないのではないか、という懸念の為です。ちなみに麻酔指導医というのは、麻酔を5年以上専門に携わり、そのあと3つの試験に合格した医師にだけ与えられる資格で、現在4200人程度います。私もその一員です。
残念ながら、回答率が40パーセントとやや少ないのが玉に傷ですが、5年間で全部で2,363,038件の麻酔症例が集まりました。
その中で麻酔による死亡は、45,455件に1症例の割合で起こっていました。たとえば当病院の年間麻酔件数を400件位としますと、100年に1症例位の割合と言えましょうか。
さて皆さん、まだ全身麻酔は恐ろしいものだとお思いですか?


